兵庫県で注文住宅を建てる価格相場は?土地坪単価や平均予算・費用までまるわかり!

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兵庫県で注文住宅を建てるとき、「家と土地を合わせていくらくらい必要なのか」「神戸・阪神間・姫路などどのエリアを選ぶべきか」は特に気になるポイントですよね。

この記事では、住宅金融支援機構などの公的データをもとに、兵庫県の建築費・土地坪単価・総額予算の目安を整理しつつ、主要エリアごとの土地価格やおすすめエリアの特徴も解説します。

さらに、実際に家を建てている世帯の年収やローン負担、ハウスメーカー・工務店の選び方、一括資料請求サービスの使い方まで一通りチェックできる内容です。

兵庫県での家づくりをこれから本格的に進めたい方は、相場とエリア選びの両方をセットで押さえるつもりで読み進めてみてください。

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兵庫県で注文住宅を建てる費用相場はどれくらい?新築購入の価格や予算を徹底調査

兵庫県での家づくりを考えるとき、まず知っておきたいのが「家本体だけ建てる場合」と「土地を買って建てる場合」、そして「土地そのものの価格」の3つの相場です。

ここでは、住宅金融支援機構のデータをベースに、兵庫県と全国平均を比較しながら、注文住宅の総額イメージをつかみやすいように整理していきます。

  • ・注文住宅のみの建築費用相場と坪単価の目安(土地保有)
  • ・土地付注文住宅の建築費用相場と坪単価の目安(土地購入あり)
  • ・土地購入にかかる価格相場と坪単価の目安

まずは「兵庫県で建てるとだいたいいくらくらいになるのか」という全体像を押さえることが、エリア選びやハウスメーカー選びを失敗しないための土台になります。

兵庫県の平均と全国平均を表で比較しながら、土地あり・なしそれぞれのケースでどのくらい予算を見ておくと安心かを具体的に確認していきましょう。

兵庫県で注文住宅を建てる費用相場はどれくらい?新築購入の価格や予算を徹底調査

兵庫県で家づくりを考えるとき、まず押さえておきたいのが「家本体だけ建てる場合」と「土地を買ってから建てる場合」、そして「土地そのものの価格」という3つの相場です。

ここが曖昧なままだと、モデルハウスや見学会で提示された金額が高いのか妥当なのか、判断しづらくなってしまいますよね。

この記事では、住宅金融支援機構の統計データをもとに、次の3パターンの数字を兵庫県と全国平均で比較していきます。

  • 注文住宅のみの建築費用相場と坪単価の目安(土地保有)
  • 土地付注文住宅の建築費用相場と坪単価の目安(土地購入あり)
  • 土地購入にかかる価格相場と坪単価の目安

まずは「兵庫県で建てるとだいたいこのくらいの規模・予算が標準ライン」という感覚を持っておくことが大事です。

そのうえで、後半のエリア別シミュレーションやハウスメーカー選びの話につなげていきましょう。

注文住宅のみの建築費用相場と坪単価の目安(土地保有)

土地はすでに持っていて、家本体だけを建てるケース。

建て替えや親の土地に建築するパターンがイメージしやすいと思います。

項目 兵庫県 全国
建設費用 3,960.8万円 3,930.2万円
延べ床面積 118.7㎡(約36.0坪) 118.4㎡(約35.9坪)
建築坪単価 約77.1万円/坪 約76.7万円/坪

※1…建築坪単価は『住宅金融支援機構』提供の建築費用を「本体価格7割:付帯工事費2割:諸費用1割」に按分し、本体価格(建設費の7割)を延べ床面積(坪数換算)で割って算出しています。

兵庫県は建設費・延べ床面積ともに全国平均とほぼ同じ水準で、坪単価もほぼ横並びです。

延べ床面積約36坪ということは、4人家族の3〜4LDKを想定した、かなり標準的なボリューム感ですね。

ざっくり言い換えると、

  • 延べ床35〜36坪前後
  • 家本体だけで3,800万〜4,200万円前後

あたりが、土地をすでに持っている場合の「平均ライン」になります。

ここから設備グレードや仕上げにこだわれば総額は増えますし、間取りをコンパクトにしたり設備をシンプルにすれば、3,500万円台くらいまで下げることも十分視野に入ります。

土地付注文住宅の建築費用相場と坪単価の目安(土地購入あり)

次に、多くの方が当てはまるであろう「土地を購入してから家を建てる」ケースです。

こちらは土地代が上乗せされる分、総額のインパクトが大きくなります。

項目 兵庫県 全国
建設費用(家本体) 3,662.0万円 3,512.0万円
延べ床面積 115.2㎡(約34.9坪) 111.1㎡(約33.7坪)
建築坪単価 約73.4万円/坪 約73.0万円/坪
土地購入費用 1,827.5万円 1,495.1万円
総額費用(建物+土地) 5,489.5万円 5,007.1万円

※1…建築坪単価は『住宅金融支援機構』提供の建築費用を「本体価格7割:付帯工事費2割:諸費用1割」に按分し、本体価格(建設費の7割)を延べ床面積(坪数換算)で割って算出しています。

兵庫県は、延べ床面積が全国平均より少し広め(約35坪)で、その割に坪単価はほぼ同水準です。

一方で、土地購入費用は全国よりも約330万円ほど高く、その結果として総額も約480万円ほど上回っています。

つまり、

  • 建物そのものが特別高いというより、土地代が総額を押し上げている
  • とくに神戸市内や阪神間など人気エリアを選ぶと、土地代の影響が大きくなりやすい

といった傾向が読み取れます。

総額5,000万円前後に収めたい場合は、土地の広さをどこまで求めるか、駅距離やエリアの人気度をどの程度優先するか、といった条件を見直してみるのがおすすめです。

建物だけを削ろうとするのではなく、「土地の場所・広さ」と「建物のグレード」のバランスをセットで考えることで、無理のない予算配分に近づきやすくなります。

土地購入にかかる価格相場と坪単価の目安

最後に、土地そのものの価格に焦点を当てます。

同じ「土地付注文住宅」のデータのうち、土地取得費と敷地面積の平均値を使って、土地の坪単価を算出した結果がこちらです。

項目 兵庫県 全国
土地購入費用 1,827.5万円 1,495.1万円
敷地面積 223.7㎡(約67.8坪) 251.2㎡(約76.1坪)
土地坪単価(地域平均坪単価) 約27.0万円/坪 約19.6万円/坪

兵庫県は、全国平均と比べると敷地面積はややコンパクトな一方で、地域平均坪単価はかなり高め。

全国では「広めの土地を、比較的安い坪単価で取得している」ケースが多いのに対し、兵庫県は「やや小さめの土地を、単価高めで購入している」イメージに近いですね。

実際の検討では、通勤・通学にどこまで時間をかけられるかや、車中心の生活を想定しているのか、また電車やバスを重視するのか、子どもの学区や普段の買い物エリアといった条件を整理しながら、「同じ予算でも、エリアを少し変えるとどのくらい土地の広さや坪単価が変わるか」を見比べていくことが大切です。

土地の坪単価を上手に抑えられれば、同じ総予算でも

  • 建物の仕様や設備グレードを一段上げる
  • 将来のメンテナンス費用や教育費に回す余裕をつくる

といった選択肢も広がってきます。

家づくりを失敗しないために!兵庫県でマイホーム相談をするべき理由

ここまで見てきたように、兵庫県で土地から購入して家を建てる場合、建物と土地を合わせた総額は平均で5,000万円台半ばに達します。

そこで役に立つのが、複数のハウスメーカーや工務店から一度にプランと見積もりを取り寄せられる、一括資料請求サービス。

兵庫県内の希望エリアと予算を伝えるだけで候補を広く比較できるので、展示場を片っ端から回るよりも効率よく「自分たちに合う会社」を絞り込めますよ。

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一括資料請求サービス(タウンライフ家づくりなどを想定)の強みは、「土地」「間取り」「予算」の3つを同時に相談できるところです。

たとえば、希望エリアや希望の家の広さ、総額の予算などの条件をフォームに入力するだけで、

  • 候補エリアと概算の土地代
  • 延べ床面積や間取りを含めたプラン
  • 総額の資金計画書・ローンシミュレーション

といった資料が届きます。

1社だけの話を聞いていると、その金額が高いのか安いのか判断しづらいですが、3〜4社分を並べて比べると各社の強みや特徴などの違いがかなり分かりやすくなります。

結果として、

  • 最初から相見積もり前提なので、値引き交渉がしやすい
  • 不要なオプションを冷静に削りやすくなる
  • 同じ予算で、より条件の良いプランに乗り換えられる

こうした効果が積み重なり、トータルで500万円以上差がつくケースも珍しくありません。

兵庫県のようにエリアによって土地代が大きく変わる地域ほど、複数社のプランを早めに比較しておくメリットは大きいです。

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とはいえ、共働きや子育て中だと「資料請求や相談のために、あちこち出向く時間なんてない」という方も多いはずです。

一括資料請求サービスを使えば、スマホから10分程度入力するだけで、兵庫県内の複数社からカタログや間取りプラン、資金計画書を自宅に取り寄せられます。

利用するときの流れはとてもシンプルです。

  1. 希望エリア・予算・家の広さなどを入力する
  2. 家族構成や、こだわりたいポイント(家事動線・収納・二世帯など)を備考欄で伝える
  3. 対応可能なハウスメーカー・工務店から、資料や間取りプランが郵送・メールで届く

届いた資料は、休日や夜のすきま時間に家族でゆっくり見比べられるので、展示場に足を運ぶのは「気になる会社を2〜3社まで絞ってから」にすると見学の回数もぐっと減らせますよ。

兵庫県での家づくりを本格的に動かし始めるなら、まずは一度、一括資料請求サービスを使って「予算・土地・間取り」のたたき台をそろえておくと安心です。

兵庫県で注文住宅を買っているのはどんな人?年収や年齢などの平均データ

ここからは、「実際に兵庫県で注文住宅を建てているのはどんな世帯なのか」を具体的な数字で見ていきます。

年齢や家族人数、年収の平均値を知っておくと、自分たちが「平均より余裕があるのか」「少し慎重に計画した方がいいのか」をイメージしやすくなりますので、是非参考にして下さいね。

購入者の平均的な世帯構成と世帯年収

注文住宅を建てている人の「年齢・家族構成・世帯年収」を、土地なし・土地ありの2パターンで兵庫県と全国平均を並べたのが下の表です。

【土地なし(親の土地・自分の土地に建築する場合)】

項目兵庫県(注文住宅・土地保有)全国(注文住宅・土地保有)
件数85件3,272件
平均年齢48.2歳48.9歳
平均家族人数3.4人3.5人
平均世帯年収651.3万円652.5万円

【土地あり(土地購入+建築する場合)】

項目兵庫県(土地付注文住宅)全国(土地付注文住宅)
件数239件6,330件
平均年齢41.7歳41.6歳
平均家族人数3.5人3.4人
平均世帯年収771.6万円729.4万円

ざっくりまとめると、

  • 土地なしのケースは、40代後半・年収650万円前後・家族3〜4人
  • 土地ありのケースは、40代前半・年収770万円前後・家族3〜4人

というイメージです。兵庫県は全国と比べても大きな差はありませんが、土地ありパターンでは全国平均より年収がやや高めになっています。

自分たちの年齢・年収をこれらの数字と比べてみて、

  • 平均より年収が高い → エリアや設備に少し余裕を持たせてもよさそう
  • 平均より年収が低い → 土地の場所や建物の大きさをしっかり絞って検討したい

といった「ざっくりした立ち位置」をイメージしておくと、このあと資金計画を考えるときに迷いにくくなります。

頭金・住宅ローンなど資金計画に関する平均データと理想の返済率

次に、頭金や借入額、毎月の返済額と返済負担率を見ていきます。
ここでは、自己資金(手持金)と住宅ローン等の借入金合計、「1か月当たりの予定返済額」「総返済負担率」を整理しています。

【土地なし(注文住宅・土地保有)の平均的な資金計画】

項目兵庫県(注文住宅・土地保有)全国(注文住宅・土地保有)
自己資金(頭金)813.0万円729.0万円
借入金合計3,147.8万円3,207.0万円
毎月返済額(目安)約11.5万円(114.8千円)約11.8万円(117.9千円)
総返済負担率23.6%23.6%

【土地あり(土地付注文住宅)の平均的な資金計画】

項目兵庫県(土地付注文住宅)全国(土地付注文住宅)
自己資金(頭金)672.2万円460.7万円
借入金合計4,817.3万円4,546.4万円
毎月返済額(目安)約16.1万円(160.8千円)約15.1万円(150.7千円)
総返済負担率27.1%26.8%

一般的に、住宅ローンの返済負担率は「手取り年収の20〜25%程度」に収まっていると安心と言われます。

兵庫県の平均値を見ると、

  • 土地なし → おおむね安心ラインの範囲内
  • 土地あり → 少し頑張っている水準(25%をやや超えている)

といった印象ですね。

土地から購入する場合は、返済負担率が高くなりやすいので、「エリア」「土地の広さ」「建物のグレード」の3つをセットでバランスを見ることが大切です。

※出典…すべて『住宅金融支援機構』提供データ(注文住宅.xlsx・土地購入あり注文住宅.xlsx)をもとに算出・整理しています。

兵庫県の人気エリアと特徴

兵庫県の中でも、同じ予算でも「利便性を優先したいか」「ゆとりの敷地を取りたいか」で選ぶエリアが大きく変わります。

ここでは、土地価格データ(土地代データ)をもとに、注文住宅の候補として特に人気が高いエリアをピックアップして特徴を整理していきます。

  • 神戸市中心部・東灘〜灘エリア
  • 西宮市・芦屋市など阪神間エリア
  • 明石市・神戸市西区・加古川エリア
  • 姫路市周辺・播磨エリア

兵庫県全体の平均坪単価はおよそ58万円台ですが、芦屋市や神戸市中心部は100万円超の地点も多く、反対に姫路市や加古川市など播磨エリアでは20〜30万円台が中心というように、エリアによってかなり差があります。

※…土地価格相場が分かる土地代データ+1から引用

自分たちの予算とライフスタイルに合う場所をイメージしながら、次のエリアごとの特徴を比較してみてください。

神戸市中心部・東灘〜灘エリア

神戸市の中でも中央区・灘区・東灘区は、兵庫県内ではトップクラスに地価が高いエリアです。

住宅地の坪単価は場所によって50万〜100万円超まで幅があり、三宮周辺や海側の再開発エリアは特に高水準となっています。

その分、通勤・通学の利便性や買い物環境、医療・教育施設の充実度は抜群で、「多少土地が狭くても立地重視」という共働き世帯に向きます。実際の家づくりでは、

  • 30坪前後の敷地に3階建てを組み合わせる
  • 駅徒歩10分以内の土地にコンパクトな延床30坪台のプランを検討する

といったパターンが多くなりやすいです。

「職場に近く、休日も都心を楽しめる暮らし」を叶えたい人、車よりも電車移動が中心のライフスタイルには相性が良いエリアといえます。

西宮市・芦屋市など阪神間エリア

芦屋市・西宮市は、兵庫県内の市町村ランキングでも上位に入る高価格エリア。

芦屋市の平均坪単価は県内トップクラス、西宮市も100万円前後の地点が多く、神戸市中心部と並ぶ人気ゾーンになっています。

一方で、阪急沿線の山手側や駅から少し離れた住宅地では、中心部より抑えめの価格で落ち着いた住環境を確保しやすいのがポイントです。特徴としては、

  • 教育環境や治安への評価が高く、子育て世帯の支持が厚い
  • 関西の都心(大阪・三宮)へ電車1本でアクセスできる
  • 閑静な高級住宅街と、分譲地中心のファミリー層向けエリアが混在

といったバランスの良さがあります。

「学区や環境にこだわりたい」「資産性もある程度意識したい」という人は、土地価格は高めでも候補に入れたいエリアです。

明石市・神戸市西区・加古川エリア

明石市や加古川市は、兵庫県全体の平均よりやや低め〜中価格帯の土地相場で、通勤圏内でゆとりの敷地を取りやすいベッドタウンです。

明石市の平均坪単価は40万円台半ば、加古川市は30万円弱とされており、神戸市西区も同じくらいの水準で推移しています。

このエリアのメリットは、

  • 50〜60坪程度の敷地を現実的な価格で検討しやすい
  • 広めの駐車スペースや庭付きのプランを取りやすい
  • 子育て世帯向けの大型分譲地・ニュータウンが多い

といった点です。

「神戸〜三宮方面に通勤しつつ、郊外でゆったり暮らしたい」「車2台持ちでアウトドアも楽しみたい」といったライフスタイルを想定している場合、コストバランスの良い候補になります。

姫路市周辺・播磨エリア

姫路市は、兵庫県内の市町村ランキングで見ると中位〜やや低めの土地価格帯に位置し、平均坪単価は30万円台半ば前後。

住宅地に限れば20万円台前半というデータもあり、県央〜県西の中では比較的手の届きやすい水準といえます。

それでいて、新幹線も停車するターミナル駅を中心に、買い物施設や病院、学校など都市機能がコンパクトに集まっているのが特徴です。

さらに、加古川市・高砂市・太子町など周辺エリアも含めると、

  • 坪単価20万円前後で探せる住宅地が多い
  • 60坪以上の広い敷地も選択肢に入りやすい
  • 海側・山側ともに自然を身近に感じられるロケーションが豊富

といった魅力があります。

「土地と建物を合わせても予算を抑えたい」「ゆとりの庭や平屋も候補に入れたい」という人は、播磨エリアを軸に比較してみると、費用対効果の高いプランを組みやすくなります。

兵庫県で建てる注文住宅の相場を主要エリアごとに土地価格からシミュレーション!

ここまでで「県全体の相場」と「エリアごとの特徴」はざっくり掴めてきたと思います。ここからはもう一歩踏み込んで、「土地+建物でいくらくらいになるのか?」を主要エリア別にシミュレーションしていきます。

  • 神戸市(兵庫県の中心・人気エリア)
  • 姫路市(主要都市名2/播磨エリアの中心)
  • 西宮市・明石市・加古川市(阪神間〜播磨の代表的な人気エリア)

ざっくりの目安ですが、エリアごとの「予算感の差」をつかむにはとても役立つので、マイホーム計画の出発点としてチェックしてみてください。

神戸市の土地価格と注文住宅を建てる費用相場(35坪シミュレーション)

まずは兵庫県の中心都市・神戸市です。神戸市全体の平均坪単価は約129.2万円と、兵庫県平均(約58.1万円)と比べてもかなり高めの水準です。

ここでは「土地35坪+延床35坪」のイメージで、土地・建物の総額をシミュレーションしてみます。

[シミュレーション条件] ・土地:35坪購入 ・建物:延床35坪(3〜4LDK想定) ・建物価格は、住宅金融支援機構データの兵庫県平均(延床約35坪・建設費約3,670万円)をベースに試算

項目試算内容金額の目安
土地坪単価(神戸市平均)約129.2万円/坪
土地代(35坪)129.2万円 × 35坪約4,520万円
建物代(35坪)兵庫県の土地付き注文住宅平均を35坪に換算約3,670万円
土地+建物の総額土地代+建物代約8,200万円

※金額はいずれも四捨五入した概算で、諸費用・外構費などは含まれていません。

神戸市で駅近など立地条件にこだわると、土地代だけで4,000万円台半ばに達しやすく、建物と合わせると総額8,000万円前後がひとつの目安になります。
そのため、

  • 土地はやや郊外寄りのエリア(西区・北区・垂水区など)で探す
  • 延床や仕様を少しコンパクトにして総額を抑える

といった工夫が現実的になりやすいです。
「絶対に神戸市内」「職場へのアクセス重視」という場合は、予算計画の初期段階から、ここまでの総額イメージを家族で共有しておくと安心ですね。

姫路市やその他の人気エリアの土地価格と注文住宅費用相場(35坪シミュレーション)

次に、「主要都市名2」にあたる姫路市と、阪神間〜播磨エリアの代表的な人気エリアをまとめて比較してみます。

エリア土地坪単価の目安土地代(35坪想定)建物代(35坪想定)総額目安
西宮市約114.9万円/坪約4,020万円約3,670万円約7,700万円
姫路市約35.1万円/坪約1,230万円約3,670万円約4,900万円
明石市約44.7万円/坪約1,560万円約3,670万円約5,240万円
加古川市約29.2万円/坪約1,020万円約3,670万円約4,690万円
兵庫県平均約58.1万円/坪約2,030万円約3,670万円約5,700万円

この表を見ると、同じ35坪でも「どこに建てるか」で総額が大きく変わるのが分かりやすいと思います。

  • 西宮市:神戸市と同じく7,000万円台後半〜が目安。立地や学区を重視する方向け
  • 明石市:5,000万円前後で「利便性と価格」のバランスが良いゾーン
  • 姫路市・加古川市:4,000万円台後半を目安に、土地も建物もゆとりを持ちやすいエリア

特に、兵庫県平均と比べて姫路市・加古川市は土地代が抑えやすく、その分を建物の性能アップや外構・インテリアに回しやすくなります。

「総額4,500〜5,500万円あたりで、35坪前後の家を検討したい」という場合は、播磨エリアを視野に入れると、かなり選択肢が広がってきます。

【兵庫県】独自の助成金や支援制度を活用してお得に建てる

最後に、シミュレーションで見た金額を少しでも抑えるためにチェックしておきたい「補助金・支援制度」です。

  • 国の支援
    • 子育てグリーン住宅支援事業
      長期優良住宅やZEH水準住宅など、省エネ性能の高い新築に対して40〜160万円の補助が受けられる制度。子育て世帯・若者夫婦世帯などが対象で、全国どこで建てる場合でもチェック必須の枠です。大工産 住宅展示場+1
  • 兵庫県内の自治体の例
    • 神戸市「住みかえーる(親・子世帯の近居・同居支援)」
      親世帯との近居・同居を条件に、住みかえにかかる費用を一部補助する制度。新築購入も対象になり得るケースがあり、親世帯の近くに家を建てたい人は要チェックです。神戸市ウェブサイト
    • 姫路市「結婚新生活支援補助金」
      若い夫婦の新婚生活スタートを応援する制度で、住宅取得費や引っ越し費用などに対して最大30〜60万円の補助が出るケースがあります。R-house姫路南
    • 明石市・姫路市などの「子育て世帯の住まいの支援」
      医療費や保育料の軽減に加え、子育てグリーン住宅支援事業などの活用情報をまとめたページを公開している自治体もあります。住宅ローン減税と組み合わせると、トータル負担をかなり抑えられることも多いです。イクハク(子育て支援制度の速報と解説)+1

このあたりの制度は、年度ごとに内容や募集期間が変わることが多いです。

「自分たちが今使えるものはどれか」「いつまでに契約・着工すれば間に合うか」は、市の公式サイトや建築会社に確認しておくと安心ですね。

※出典1…土地価格相場が分かる土地代データより引用

兵庫県で人気の注文住宅は?依頼可能なハウスメーカー&工務店の坪単価一覧

ここまでで「エリア別の土地+建物の総額感」は見えてきたと思います。
最後に、「実際どこの会社に頼めばいいの?」という一番悩みやすいポイントを整理しておきましょう。

兵庫県で注文住宅を建てる場合、大きく分けると

  • 全国展開している大手ハウスメーカー
  • 神戸・阪神間・播磨エリアを中心にした地元工務店

の2タイプがあります。どちらを選ぶかで、坪単価や得意なテイスト、性能水準も変わってきます。

ここではまず代表的な会社の坪単価と特徴をざっくり一覧で押さえたうえで、最後に「どう比較すれば失敗しにくいか」を整理していきます。

  • 兵庫県で実績のある主要ハウスメーカーの坪単価と特徴
  • 【PR最適箇所2】業者選びで失敗しないための「見積もり比較」徹底活用法

をこの順番で見ていきましょう。

兵庫県で実績のある主要ハウスメーカーの坪単価と特徴

まずは、兵庫県(とくに神戸市周辺)で実際に施工エリアに含まれている主要ハウスメーカー・工務店の坪単価目安と、ざっくりした特徴です。

ハウスメーカー/工務店坪単価の目安
(建物本体)
特徴・向いている建て方
セキスイハイム
(積水化学工業)
約70〜110万円/坪前後工場生産ユニットによる高い品質管理が強み。太陽光発電・蓄電池などを組み合わせた「電気代を抑えたい」共働き世帯に人気。総額は高めだが、性能とメンテ性を重視する人向け。
積水ハウス約80〜120万円/坪前後デザイン性と提案力に定評があり、都市部の狭小地や変形地も含めてプラン対応が幅広い。外観の高級感やブランド力も重視したい人に選ばれやすい。
一条工務店約70〜90万円/坪前後高気密・高断熱住宅の代表格。全館床暖房や高性能サッシなど「性能てんこ盛り」が標準に近く、光熱費を抑えたい人に向く。初期費用はやや高くても、ランニングコスト重視の人に人気。
タマホーム約40〜70万円台中心ローコスト〜中価格帯の代表格。「大手の安心感がありつつ、価格も抑えたい」というニーズを拾いやすい。仕様の選び方次第でコスパ良くまとめやすい反面、オプションの付け過ぎには注意。
あんじゅホーム
(神戸の地元工務店)
約75〜120万円/坪前後神戸市〜阪神間を中心に、高断熱・高耐震の自由設計住宅を手がける工務店。長期優良住宅基準+αの性能や、地域の気候に合わせた設計が特徴。デザインにもこだわりたい人向け。

まとめ

兵庫県は、同じ県内でもエリアによって土地価格や暮らし方が大きく変わる地域です。

だからこそ「何となく良さそうな場所や会社」で決めてしまう前に、今回のような相場感とエリアの特徴をざっくり押さえたうえで、複数社からプランと見積もりを取り寄せてみてください。

数字と間取りを見比べながら検討していくと、自分たちにとってちょうど良いエリアや予算感が、ぐっとイメージしやすくなります。

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